surfaceMeshInfo コマンド

 surfaceMeshInfoコマンドは、表面形状ファイルの統計データを出力するユーティリティです。

例として、flange.stlの慣性を計算してみます。
以下のコマンドを実行します。

  $ surfaceMeshInfo flange.stl 

実行すると、下記のような情報が出力されます。

nPoints  : 3228
nFaces   : 6468
area     : 0.00730292

これにより、形状における点の数、面の数、体積を確認することができます。

コマンドラインオプション

surfaceMeshInfoコマンドを実行するには、1つの引数が必要となります。
引数で表面形状ファイルを指定します。

 $ surfaceMeshInfo [OPTIONS] <surfaceFile> 

オプションとしては、以下があります。

-areas:全てのエリアのデータを表示します。
-case <dir>:ケースディレクトリを指定します。デフォルトでは現在いるディレクトリです。
-noFunctionObjects:functionObjects を実行しないようにします。
-scale <factor>:スケールを指定します。(デフォルトでは1)
-xml:XML形式で出力します。
-srcDoc:ブラウザを用いてソースコードを表示します。
-doc:ブラウザを用いてドキュメントを表示します。
-help:ヘルプを表示します。

※このオプションはOpenFOAM V1612で動作を確認しています。お使いのバージョンによりましては、本ユーティリティならびにオプションが使えない場合がございます。