surfacePointMerge コマンド
surfacePointMergeコマンドは、ある一定の距離より近い点同士を統合し、メッシュの簡略化を行うユーティリティです。
このコマンドを利用して、メッシュを粗くすることができます。
例として、bullet.stlのメッシュを粗くしてみます。
以下のコマンドを実行することで、メッシュを粗くすることができます。
$ surfacePointMerge bullet.stl 0.0003 bullet-merge.stl
図7は実行前のメッシュで、図8は実行後のメッシュとなります。
 メッシュが粗くなっているのを確認できます。
 - 図7:マージ前のメッシュ 
 - 図8:マージ後のメッシュ 
コマンドラインオプション
surfacePointMergeコマンドを実行するには、3つの引数が必要となります。
 1つ目は、変換元のファイルを指定します。
 2つ目は、マージする点の距離を指定します。
 3つ目は、出力するファイル名を指定します。
$ surfacePointMerge <surfaceFile> <merge distance> <output surfaceFile>
オプションとしては、以下があります。
 -case <dir>:ケースディレクトリを指定します。デフォルトでは現在いるディレクトリです。
 -noFunctionObjects:functionObjects を実行しないようにします。
 -srcDoc:ブラウザを用いてソースコードを表示します。
 -doc:ブラウザを用いてドキュメントを表示します。
 -help:ヘルプを表示します。
※このオプションはOpenFOAM V1612で動作を確認しています。お使いのバージョンによりましては、本ユーティリティならびにオプションが使えない場合がございます。




